HSP

【転職】HSPに向いている仕事5選!気になる年収ランキングは?

HSP(Highly Sensitive Person)の人は、生まれつき感受性が強く、周りの目や環境に対して敏感になってしまい、人間関係や仕事の出来に関して悩んでしまいがちです。

今回は…

自分はHSPだと感じていて、今の職場でうまくいかず、どんな仕事が適しているか知りたい。

生まれつきHSP体質でずっと悩んでいおり、HSPは自分の欠点だと思っている。HSPの「強み」ってないの?

働きやすさを求めてはいるものの、仕事はなんでも良いわけではない。探している仕事の年収も気になっている…

こういった疑問に応えます。

本記事の内容

  1. HSPに向いている仕事5選

  2. HSPの「強み」とは?

  3. HSP向きの仕事:年収ランキング

この記事を書いている僕自身も、HSP歴=学生時代からで15年程(当時はまだHSPという言葉はありませんでしたが)です。

人間関係で悩みながら2回の転職を経験し、今では主にフリーランスのライターとして仕事をしています。

色々な職場や職種を試すうちに悩みから開放されたうえ、年収もアップさせることができ、今では充実した毎日を送っています。

そんな僕がわかりやすく解説します。

HSPに向いている仕事5選

1・人の心や体の悩みを癒す仕事

職種は?

  • 整体師やマッサージ師、鍼灸師

  • 介護福祉士やセラピスト、カウンセラー

  • コーチング

    など

どんな仕事なのか?

人の心や身体の不調に寄り添って、それらをケアしていく仕事です。

HSPの人は他人の感情に影響を受けやすく、しばしばそのせいでメンタルが不安定になってしまう一方で、他人の痛みや不安に寄り添うことができる、という特性があります。

その特性を生かして、上記のような人の弱い部分に寄り添う仕事が適していると言えます。

メリットとデメリット

メリットとしては、特別な技能や資格が必要で、かつ需要が安定しているので、将来への不安が少ない仕事と言えるでしょう。

一方でデメリットとしては、未経験者がいきなりできる仕事ではなく、資格や経験が必要だということです。

2・人の心や体の悩みを癒す仕事

職種は?

  • 花屋の店員、植物園の職員

  • トリマー、ペットシッター、ペットトレーナー

  • 動物園・水族館の飼育員

など

どんな仕事なのか?

植物や動物という「人間以外」の生き物の世話をする仕事です。

HSPの人は職場の人間関係に不安を抱えている人がほとんどです。しかし相手が花や犬であればどうでしょうか。きっと多くの問題は解決するはず。

これらの仕事には根気よく続けていく忍耐力も必要ですが、そういう面でも、相手への気遣いができる(し過ぎてしまう)HSPの人にとってはぴったりの仕事なのです。

メリットとデメリット

これらの仕事のメリットは、それぞれ相手にする動物や植物に対する専門性が高められることと、飼い主などから感謝され満足感を得られる点があります。

デメリットとしては、特に動物を相手にする仕事は資格が必要な場合がほとんどなので、学校に通うなどして事前に勉強が必要です。

3・クリエイティブな仕事

職種は?

  • イラストレーター、コピーライター、ゲームクリエイター

など

どんな仕事なのか?

イラストや映像、文章やゲームといった、いわゆる「創造物」に関わる仕事です。

マニュアル通りに制作するのではなく、想像力や企画力を活かして、成果物を作り上げます。

人間関係を全く気にしなくていいわけではありませんが、基本的には自分が制作しているものと向き合う時間が多いので、人と接するのが苦手でも集中力があるHSPの人にはちょうどいい職種です。

メリットとデメリット

このような仕事は、自分の作ったものを多くの人に見てもらうことができ、それによって大きな満足感を得ることができるというメリットがあります。

また、特別な資格が必要ない場合も多いので、自分でインターネットや本で勉強し、仕事を始める事ができます。

一方で、特に最初の頃は仕事の内容の割には収入が低く、根気よく続けていく覚悟は必要です。

4・IT・Webなどの技術系職種

職種は?

  • Webエンジニア、ネットワークエンジニア

  • ITコンサルタント、インフラコンサルタント

など

どんな仕事なのか?

インターネット全般に関わる技術職です。

システムやアプリの設計、ネットワークやサーバーの管理といった、いわゆるプログラミングの技術を使った仕事と、企業に対して課題解決のための助言をして経営を助けるコンサルタントの仕事があります。

どちらも基本的にはPCを使ったプログラミングや情報分析がメインの仕事になりますので、そこまで人間関係で悩むことはないでしょう。

メリットとデメリット

最大のメリットは、需要の安定性です。

国や地方自治体、企業がDX(デジタル・トランスフォーメーション)を進めるなかで、今後エンジニアの数は足りなくなります。

つまり、需要はおそらくずっと有り続けるどころか、拡大していく可能位が大きいでしょう。

一方デメリットは、初期投資が必要だという点です。

初心者がいきなりできる仕事ではないので、インターネットや書籍で独学で学ぶか、オンライン等のスクールに入る必要があります。

後者の場合は特にコストが大きく(20万円〜50万円程度)、中々簡単には決断できないでしょう。

ただ、独学よりも確実に知識はつきますし、短期間でスキルを習得できるので、個人的にはおすすめです。

5・在宅ワークが可能な仕事

職種は?

  • 動画編集、画像編集

  • WEBライター、WEBデザイナー

など

どんな仕事なのか?

自宅でPCを使って作業が完結できる仕事です。

最近では、TikTokやYouTubeショート用の短い動画(1分以内)の編集需要が高まっており、狙い目の分野と言えます。

また、主に企業から依頼を受けてブログ記事やプレスリリースを執筆するWEBライターも、基本的には自宅のみで完結することができるのでおすすめです。

メリットとデメリット

メリットは、参入障壁の低さです。

基本的にはパソコンがあれば誰でも始めることができます。動画編集やライティングは勉強が必要ですが、そこまで高レベルなスキルでなくても、収入を得ることは可能です。

「ランサーズ」や「クラウドワークス」といったクラウドソーシングサービスでも多くの案件募集があるので、そこから初めて見るのがおすすめです。

一方で、これはメリットの裏返しですが、参入障壁が低い分、初期の単価はどうしても安くなってしまいます。

初めから多くの利益を期待せず、目安としては6ヶ月後からある程度の利益がだせるようになる、というくらいで構えておきましょう。

仕事に活かせるHSPの「強み」はある?

結論=あります!強みは「共感力」と「きめ細かさ」です。

HSPの人は相手の気持ちを察する能力に長けているので、共同作業が必要な仕事において、異なる意見の人たちをまとめ上げたり、悩みを持っている相手に対してきめ細やかに対応できたりできます。

また、内部だけでなく、クライアントの意見をしっかりと聞き込み、丁寧に対応することも得意です。

私も、クライアントワークにおいて相手へのヒアリングを丁寧に行い、結果的に大きな成果をあげることができました。

ここまで読んだ方は、もしかすると「とはいえ、相手のことを気にしすぎて気疲れしてしまうのでは?」と思ったかもしれません。

確かに、HSPの人はその繊細さが故に、必要以上に相手に気を遣いすぎてしまう傾向があります。

しかし、それを自覚していれば問題ありません。

ポイントは、とにかく上司や同僚に細かいことまで遠慮せずに相談すること。

定期的に人の意見を聞くことで、余計な心配事は薄れ、場合によっては助言やヘルプをしてくれるかもしれません。

すべて一人で抱え込まない。

これを守れば、HSPの人の「繊細さ」は武器になるのです。

このように、仕事に活かせるHSPの人の強みは間違いなく存在し、それがチームに力を与えるのです。

HSP向きの仕事:年収ランキング

では、HSPの方に向いている仕事がわかったとして、それぞれの年収はどのくらいでしょうか?

働きやすさを求めて、新たな職種を検討していても、どんな仕事でもいいわけではありませんよね?

この記事では最初の章でご紹介した職種の中から10個をピックアップ。

それぞれ平均の年収をランキングでご紹介します。

この項目を参考にして、今の仕事と比較した上で、自分が納得できる年収の職種を検討してみてください。

※これらは厚生労働省「令和4年度賃金構造基本統計調査」、「令和4年度介護従事者処遇状況等調査」等の調査結果を参照して作成しています。

順位職種平均年収
1位WEBエンジニア約549万円
2位ITコンサルタント約512万円 
3位WEBライター約450万円
4位動画編集約419万円
5位介護福祉士約397万円
6位整体師約381万円
7位イラストレーター約362万円
8位コピーライター約342万円
9位ペットシッター約330万円
10位花屋の店員約325万円

以上がランキングになります。

いかがでしょうか?

もしかしたら「全体的に低い」と感じた方もいるかもしれません。

ただこれはあくまで全年齢・全国平均になりますので、

都市部で仕事を得たり、経験を積んだりしていけば、平均以上の年収を得ることは十分可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

HSPの人におすすめの仕事をご紹介しました。

どうしてもウィークポイントとして認識してしまいがちなHSPですが、その強みを理解して、自分に適した仕事を選べば、むしろそれを強みに変えて活躍することが可能です。

僕も、Webライターの仕事を初めて、それまでの人間関係の悩みから開放されたうえに、年収もアップすることができました。

みなさんも今回の記事を参考にして、自分に最適な働き方を見つけてくださいね!

-HSP